こじゅ雑多 ピアノ弾き語りとかいろいろ

日々のピアノとか弾き語りとか歌とか音楽とかの気づき、事件事故、日記、妄想などいろいろです。

ボーカルに必要なもの、生涯の楽器 (と書いて「とも」と呼ぶ) の選び方


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↑ 社会人の吹奏楽サークルでお試しで吹かせていただいたチューバです。(結局入部はしなかった) 約20年前?

今は絶対しない髪型。。。別人(笑)

 

 

 

こじゅです。

今日は長文になってしまったけどそのまま上げようかと。

 

 

吹奏楽をやっていた高校を卒業して以来、自分は割と歌でやってきた過去があるのだけど、なんか辛かったのは、性格がボーカル向きじゃなかったってことかもな~、と思います。

 

いや理屈で言えば 「音がすべて」 なんだし、「歌が上手けりゃ他はどーでもいい」 になるけれど、現実世界はそんなに甘くないよなってこと。

 

 

まずボーカルには、バンドの華の役割があるらしいです。

 

音楽を自分でやっていない人はほぼ歌をメインに聴いていて、ヘタしたら楽器の音の差には全く気づかないとか、そんな人もいる。

 

 

さらにお客さんはもちろんですが、バンド内では楽器のメンバーもみんな、そのボーカルのファン・・みたいな。

 

仮に 「歌上手いのだけがウリの人」 (たとえば自分で作曲しないし、ビジュアルもイマイチだし、ダンスも曲の間に喋るMCも苦手です、みたいな) がいたとして、それでボーカルやっていくには、そりゃもう他を全部帳消しにしてなお 「もう君は歌ってくれさえすればいい」 と思わせるくらい、相当素敵に (かつ個性的に) 歌えないとダメなんじゃないかな。

 

歌だけで聴いてる全員恋に落とす、みたいなレベル (笑)

 

まぁ極端な話ですが・・

 

 

 

あと現実問題、楽器を弾きたい人より歌いたい人の方が圧倒的に多いので、ジャンルにもよるけど、よくあるポップスとかのセッションイベントでは 「ボーカル余り現象」 が起きてしまうんですね。

 

単に歌が上手い人、なんてのは昨今、本当に掃いて捨てるほどいます。

 

(プロでもなんでもない、そこいらのカラオケサークルとかにでも、歌だけならプロと遜色ない歌い手は全然珍しくない)

 

 

そんな感じで 「ボーカル余り現象」 がイベントに発生してしまうと今度は、「本当に突出して上手い人」 と、「何がなんでも歌いたい!という気持ちを持っている人」 が、少ないチャンスを手にするようになる。

 

 

つまり他人を押しのけてでも人前に出たい、という気持ち (根性?) が試されます。


(なんなら歌めっちゃうまい訳でなくても) 自分で好きにメンバー集めてバンド作っちゃう人とかが、こんなタイプでしょう。

 

できる人にはできるけど、できない人には一生できないことだと思う。

 

あと、歌って始めるのも続けるのもコストが掛からないので、手軽に始められる分、辞める時の躊躇が少なくてあっという間なんでしょうかね。博打で労せず得たお金を、すぐ使ってしまえる感覚に近いか。

 

 

 

 

 

そんなボーカルに比べると、鍵盤なんかは始めるのもコストがかかるし、練習場所など制限がある。

 

そもそも需要のわりに人口が少ないので、鍵盤が必要なジャンルでは引く手あまただし、セッションなんかに出ようものなら曲を多く任されすぎて、ボーカルとは逆の 「1人の曲数が多すぎる」 現象が起きる。

 

ピアノ単体ではなく、シンセでいろいろ音が使いこなせる人はさらにレアキャラです。

 

 

だから鍵盤やる人はグイグイ前に出る必要もなく引っ張りだされるし、必要な技術さえあれば控えめな性格で構わない。

 

でも演奏には正確性が求められるし、練習にも時間がかかるので、どうしても職人みたいな気質も必要になる。

 

 

 

ピアノを弾いてると、自分はどちらかと言うともともと歌よりも楽器向きで、しかも鍵盤が一番向いていたのかもしれないなーと思ったりします。

 

歌が向いていないと強く思うのは、歳食って身体が衰えてきたのもあるけど。

 

 

脳の作りからしてたぶん神経細くて (HSPだもんで)、前に出て注目を集めるよりも、後方で緻密な空気と世界観を構築するような役割が向いているんだ。

 

 

そういう人がボーカルをやって悪いわけじゃ決してないけど、やっぱりそれだけだとボーカルに求められるものを網羅できる感じがしません。

 

 

需要と供給がちょっとずれてる?

 

適材適所、、ではない?

 

そんな感じがする。

 

ジャンルによるけど。

 

 

 

 

ちなみに、私はベースさんという人種 (もはや人種扱い) が異様に好きです。

 

異性としていいなぁ、、と思った相手は、ほぼ全員ベースさんだった気がする。

 

ベースさんって、縁の下の力持ち的役割ですよね。

 

やってる人もなんか優しい雰囲気で包容力があって、ついでにビジュアルもほかの楽器よりイケメンな感じの人が多いです。(って自分決して面食いではないです、単に顔が良くて中身が分からない人はむしろ怖い)

 

 

先の記事に書いたように、初恋の相手もチューバやってる人、つまり広い括りで言えばベースさんだったわけで(笑)

 

 

 

おっと話が逸れすぎた。

 

 

なんしかこれから音楽やる人は、吹奏楽も含め、最初の楽器を何に手を出すかよくよく考えた方がいいです。

 

 

自分が惹かれる音の出る楽器、というのは最低条件ですが、それ以外にも

 

・自覚的な性格

・外向けのキャラ

・身体的特徴 (背が高いとか指が長いとか)

・どこで練習できるか (特にドラムや管楽器は練習場所が限られる)

・楽器が持ち運べるか

・どんなジャンルをやりたいか

・お金や時間をいくらかけられるか

・仲間が必要か (1人でできるピアノやギターと違い、ベースやドラム、ボーカルなど、他のパートがいないと聴き映えする音楽になりにくい楽器は考慮しておくべき)

 

 

 

・・・あたりで、生涯できる楽器かどうかが大きく左右されます。

 

 

上の中のどの問題がクリアできなくても、続けられない結果になり得ます。

 

別にちょっと興味が湧いたくらいで楽器を触ってみるのはいいし、上手くなりたいとか、人と演りたいとか欲がなければ何やってもいいけど、若いうちから自分に合った楽器を掴んで飽きずに長く続けることができれば、当然より上達して、深く音楽を楽しめることは間違いないですからね。

 

 

 

 

 

 

以上、

紆余曲折経まくった挙句40過ぎて新たな演奏形態に手を出した

某わたしの意見でした。

 

 

 

さて・・と

 

出遅れた分をぼちぼち取り返そうかな・・。