こじゅ雑多 ピアノ弾き語りとかいろいろ

日々のピアノとか弾き語りとか歌とか音楽とかの気づき、事件事故、日記、妄想などいろいろです。

ピアノの伴奏譜、弾き語り譜を両方やってみて分かった 「大きな違い」



ピアノ+歌の曲の楽譜には 「弾き語り譜」 と 「伴奏譜」 があります。

 

この2つは、境界は曖昧ではあるものの、どうやら同じではないみたいだという話です。

 

 

 

 

両方やってみて気づいたことには(^_^;)

 

 

弾き語りと伴奏 (もしくはピアノだけの演奏) を比較して、一番の違いはもちろん 「弾き手が自分で歌うかどうか」 ですが、それ以上に問題なのが、実は一見関係の無い 「マイク」 です。

 

 

歌のないピアノソロや伴奏だけの場合、上半身は直立不動ではありません。

 

フレーズの高低変化に合わせ、右手・左手とも高い音を弾く時は右に~、低い音なら左に~、と身体を傾けて腕を伸ばしたりすることがあると思います。

 

それが弾き語りの場合、わりと常に歌があり、歌がある間は口元をマイク位置に固定させておく必要があるので、上体を動かさず、腕だけを伸ばして弾くしかないのです。

 

(ヘッドウォーンマイクを使うソロ弾き語りスタイルみたいな、見たことないレベルの少数派を除く:私自身1回考えたけど、結局買わなかった)

 

 

また、弾き語りだとマイクが目の前にあるので、鍵盤を確認する視界が常にかなり遮られています。

 

 

以前の記事 「5チャンネル」 にも書いたように、歌いながらだと、リズムが込み入ったような難しいピアノは弾くのは難しいです。

 

 

 

「弾き語り譜」 というのはそのあたりを考慮してあって、


・腕を大きく左右に動かす必要がない

・わりと単調なリズムがメイン

・結果、目視に頼らなくても弾きやすい

 

 

・・・ような楽譜になっているんですね。

わりと。

 

 

 

それと比較して 「伴奏譜」 の場合は、歌とピアノを完全に別の人が担当する前提なので、 「歌いながらでも弾きやすいかどうか」 を考慮する必要がない。

 

 

ピアノソロ譜と同様、歌があるところでも遠慮なく和音を連ねた裏メロ!!とか凝ったフレーズ!!!が入ってくるし、容赦なく高低変化もある。

 

 

 

そういう点では 「蘇州夜曲」 はやや伴奏譜寄りだし、「三日月」 は明らかに弾き語り譜です。

 

◆蘇州夜曲
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◆三日月

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個人的な話をすると、、、

ピアノ弾き語りを始める前に漠然と 「やりたい」 と思っていたことは、今の知識で言語化するならば 「ちょっと複雑な伴奏譜レベルのピアノを自分で弾きながら歌いたいなぁ」 だったんですよね。

 

(ピアノ習ったことも無いぺーぺーの分際で)


(当時は弾き語りの制約に気づいてなかった)

 

 

 

実際に蘇州夜曲をやってみて、今の自分で伴奏譜を使って弾き語ると、1曲仕上げるのにも非常に時間がかかるのだと理解しましたが。

 

 

 

ただ、大人になるまで培ってきた音の好みというものは、如何ともし難いものがあります。

 

よくあるシンプルなバッキングの、いわゆる 「弾き語り」 だと、ちょっと物足りないなぁと思ってしまうんですよね。

 

なんせドビュッシーが恋人ですからね。(自称)

 

 

 

 

となるとやっぱり・・

ボーカルやってくれるパートナーを探すかなぁ。

 

人とやるとなると、いろいろ条件厳しいけど。

自分のピアノもまだまだすぎるし。

 

趣味の合う人じゃないと困るし。(これがなかなか居ない気がしてます)

 

 

悩みどころです。